その塔があった場所なのですが、自転車のすぐ後ろの丸い穴のような場所でした。
あまり分からずに写真を撮ってしまったので、こうなってしまいました。申し訳ございません。
さて、その石の穴ですが、「石の釜」と呼ばれている塔の中心柱の礎石だそうで、長径2メートル、短径1.5メートルで、上部に直径16センチの円孔をうがち、さらに、その底に子孔があり、仏舎利を納めていたようです。
奈良時代前期には、この礎石の上に塔が建っていたほか、金堂や講堂などの建物が並んでいたようで、寺院などが数多くあった事が想定されるようです。
しかしながら、塔以外の建物の礎石や祭壇の痕跡などは、周囲の水田の地下げのため、確認する事が出来ないそうです。 なお、この場所にあったお寺は、氏寺であったともいわれているそうです。
この付近一帯は、弥生時代の集落跡でもあった事から、水田の下などからは、貝層や土器などの遺物も発見されているようです。 休憩がてらにぶらりと見た場所ですが、細かな場所でもしっかりと歴史があります。 十分に調査出来てない事から、またいずれ来てみたいと思いました。 なお、すぐ横に「惣爪塔跡」の石碑ではありませんが、石碑もあります。
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