【岡山】吉備津神社

時間:2010年5月14日

場所:岡山県岡山市北区吉備津931

営業時間:午前5時~午後6時

定休日:年中無休

入場料金:無料

交通アクセス:JR 吉備線「吉備津駅」徒歩10分

HP:http://kibitujinja.com/

自転車でさらに進み、「吉備津神社」にやって来ました。「吉備津神社」は、「吉備津彦命」を主祭神とする神社です。 社伝によると「吉備津彦命」は、吉備中山の麓に「茅葺宮」を造って住み、281歳で亡くなり吉備中山山頂に葬られ、その後子孫である「加夜臣奈留美命」が「茅葺宮」に社殿を造営し、「吉備津彦命」を祀ったのが「吉備津神社」の始まりだとの事です。

もともと「吉備津彦命」は、現在の奈良県磯城郡田原本町にあたる大和の黒田庵戸宮で生まれ、崇神天皇10年(紀元前87年)に、山陽道に派遣されたようです。 それ以後、山陽道の賊徒を平定し、平和と秩序を築いたと言われており、吉備の文化の基礎を造られたそうです。

岡山と言えば桃太郎ですが、その桃太郎のモデルとして知られているのが「吉備津彦命」なんです。かつて、「温羅」という鬼が住んでおり、その鬼を退治したのが「吉備津彦命」だそうです。他にも、日本建築の傑作「吉備津造り(比翼入母屋造)」の「本殿・拝殿」で知られています。 「吉備津神社」は、非常に古くからある神社という事は分かっていますが、正式な年数は分かっておらず、国史での初見は承和14年(847年)で、従四位下の神階を受けたとあるそうです。仁寿2年(852年)には四品、10世紀前半には一品の品位も受けているようです。ちなみに、品位とは親王によって定められた等級の事です。 「吉備津造り(比翼入母屋造)」の本殿は、応永32年(1425年)に「足利義満」が再建したもので、国宝に指定されています。なお、平成20年(2008年)に、約半世紀ぶりに葺き替えが行われたそうです。 その本殿を見るため、まずは石段を上がって行きます。

石段を上がると、国宝に指定されている「本殿・拝殿」が見えてきます。
本殿・拝殿」は非常に大きな建物で、京都の「八坂神社」に次ぐ大きさだそうです。「本殿・拝殿」は過去2回の火事により焼失したそうで、その際に「足利義満」によって約25年もかけて再建されたようです。 日本全国に例のない独特の形式な建物は目をひかれ、迫力があります。 境内には、他に「一童社」というものがあります。学問・芸能の神様と書いてあった事から、ちょっと反応してしまいました。
トンネルのような物が写っていますが、こちらは「祈願トンネル」というものです。 トンネルの横に"このトンネルをぬけると 陽光うららか花の園!"、"このトンネルをくぐり 心に安心とやすらぎを!"と書いてあります。何やら気になる場所です。通った場所に、花の園はありませんでしたが、本殿があります。
合格祈願や、芸能事のお参りをする方は是非来て見ると良いのではないでしょうか。 すぐ横には、おみくじが結ばれ、合格という文字になっています。
「祈願トンネル」の方を振り向くと、このような感じです。
「祈願トンネル」が"明るい門出"となっています。さらに、"勝利はわが手に!栄光への旅立ち!"と。 これらを見て、「吉備津神社」を後にしました。 外に出ると、駐車場に第29代内閣総理大臣の「犬養毅」の銅像があります。
犬養毅」の先祖である「犬養健命」が、「吉備津彦命」の随神である事から、「吉備津神社」への崇敬の念が強いとの事から、銅像が建っているようです。 この銅像のすぐ横には、「神池」という池があります。とても綺麗な場所です。
古くからある、有名な神社を見る事が出来ました。国宝でもある「本殿・拝殿」も見れて良かったです。 しかしながら、後から気付いたのですが、岡山県の指定重要文化財に指定されている「廻廊」をスッカリ見るのを忘れていました。というより、「吉備津神社」の敷地の半分しか見る事出来ていませんでした。かなり下調べが足りていませんでした。次回来た際は、そちらをきっちりと見たいと思います。 

TETSUの旅のぶるる

突然、旅行・観光に目覚めたTETSUが旅行した観光したスポットや食事をしたお店を紹介しています。 有名観光地や、身近な場所にあるお寺や神社、公園など。食事は近所のファストフードから、ちょっと敷居の高いお店まで。 料理の感想は、好み、味の感じ方など個人により差があるので、参考程度にして頂ければと思います。 現在、本サイトへの記事移行・修正作業中のため、一部更新が遅いことがございます

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