場所:岡山県岡山市北区吉備津931
営業時間:午前5時~午後6時
定休日:年中無休
入場料金:無料
交通アクセス:JR 吉備線「吉備津駅」徒歩10分
自転車でさらに進み、「吉備津神社」にやって来ました。「吉備津神社」は、「吉備津彦命」を主祭神とする神社です。 社伝によると「吉備津彦命」は、吉備中山の麓に「茅葺宮」を造って住み、281歳で亡くなり吉備中山山頂に葬られ、その後子孫である「加夜臣奈留美命」が「茅葺宮」に社殿を造営し、「吉備津彦命」を祀ったのが「吉備津神社」の始まりだとの事です。
もともと「吉備津彦命」は、現在の奈良県磯城郡田原本町にあたる大和の黒田庵戸宮で生まれ、崇神天皇10年(紀元前87年)に、山陽道に派遣されたようです。 それ以後、山陽道の賊徒を平定し、平和と秩序を築いたと言われており、吉備の文化の基礎を造られたそうです。
岡山と言えば桃太郎ですが、その桃太郎のモデルとして知られているのが「吉備津彦命」なんです。かつて、「温羅」という鬼が住んでおり、その鬼を退治したのが「吉備津彦命」だそうです。他にも、日本建築の傑作「吉備津造り(比翼入母屋造)」の「本殿・拝殿」で知られています。 「吉備津神社」は、非常に古くからある神社という事は分かっていますが、正式な年数は分かっておらず、国史での初見は承和14年(847年)で、従四位下の神階を受けたとあるそうです。仁寿2年(852年)には四品、10世紀前半には一品の品位も受けているようです。ちなみに、品位とは親王によって定められた等級の事です。 「吉備津造り(比翼入母屋造)」の本殿は、応永32年(1425年)に「足利義満」が再建したもので、国宝に指定されています。なお、平成20年(2008年)に、約半世紀ぶりに葺き替えが行われたそうです。 その本殿を見るため、まずは石段を上がって行きます。
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