時間:2010年5月14日
場所:岡山県総社市上林
営業時間:24時間入場可能
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:無料
交通アクセス:中鉄総社バス 総社山手循環線「吉備路もてなしの館」徒歩20分
「吉備路自転車道」を走破して、帰り道となります。 帰り道に立ち寄ったのは「史跡 こうもり塚古墳」という場所です。 総社市内に向かう途中に発見して、立ち寄ろうとしましたが、自転車のタイヤがペチャンコだったことから、断念していた場所でした。「造山古墳」と比べると、遠くから見てもあまり古墳には見えません。
近づいてみると、「史跡 こうもり塚古墳」と書いてあります。
「史跡 こうもり塚古墳」という少し変わった名前の古墳ですが、コウモリが石室内に大量にいた事から名付けられたようです。
なお、今回はコウモリは一匹も確認出来ませんでした。
この古墳は、古墳時代後期~終末期(6世紀後半)にかけて築造されたと言われています。そして、吉備の美女である「黒媛」の墓であると言われていますが、正式には不明だそうです。 自然の丘陵を利用して造られており、墳長約100mで、後円部径は約55~60mの前方後円墳です。 石室は、巨石を用いた横穴式石室です。石棺は岡山県井原市野上町産の浪形岩を使用したくり抜き式の石棺です。鉄釘などが出土され、木棺も埋葬されていたと言われています。
現在は、中に水溜りが出来ている事から完全に中まではいけないようです。ちなみに、石室内から外を見ると、少し幻想的な雰囲気となります。
なお、こちらの古墳は盗掘を受けたことから、副葬品は残っていないと思われていましたが、武具や馬具、ガラス小玉などの装飾品などが出土したようです。
古墳の上は、このような感じです。
色々と歩く事が出来るようですので、散策してみてはいかがでしょうか。
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